バイブレーションアブソーバーエンジンによる振動などでコンパスも振動してカードの数字が読めなかったり、時には偶然にコンパスカードの固有振動数とエンジンの振動数が一致して共振、回転してしまう場合もあります。ピボットとサファイアカップの接点を最小限に抑える事でこの現象を防ぐ事ができます。このシステムがプラスチモ独自のバイブレーションアブソーバーです。このシステムはフランス公的機関である LCIE で承認されています。承認番号 30559010船内には、各種計器類や電気配線、鉄製品など、磁気に影響を与えるものが数多く存在します。これらによってコンパス周辺の磁力線が歪められ、コンパスの針が本来の「北(磁北)」を正しく指さないことがあります。この「コンパスが指す北」と「本来の北(磁北)」の角度のズレを「自差」と呼び、このズレを軽減することを「自差修正」と言います。【修正を始める前に】お使いのコンパスに自差修正用ネジが付いているか確認してください。付いていないモデルは修正できません。調整には必ず「非磁性(磁気を帯びていない)ドライバー」を使用してください。一般的なスチール製ドライバーを近づけると、その磁性でコンパスが狂ってしまい、正しく調整できません。またプレジャーボート用コンパスの特性上、自差を完全にゼロにするような精密な修正は困難です。あらかじめご了承ください。【自差修正の手順】①船首を真北(0°)に向ける。コンパスが「0°」を指すように、N-S ネジを回して調整します。②船首を真東(90°)に向ける。コンパスが「90°」を指すように、E-W ネジを回して調整します。③船首を真南(180°)に向ける。もしズレがある場合は、N-S ネジを回して「ズレている角度の半分」だけ戻るよう調整します。 (例:コンパスが 188°を指していたら、4°分だけ戻して 184°に合わせます)④船首を真西(270°)に向ける もしズレがある場合は、E-W ネジを回して同様に「ズレている角度の半分」だけ戻るよう調整します。※一度で改善されない場合は、上記の手順を 2 〜 3 回繰り返すと精度が上がります。それでも自差が非常に大きい場合は、コンパスの取り付け位置を変更するか、近くの磁気源(金属や電装品)を遠ざける必要があります。【自差修正に関して】自差修正は「自差修正士」という専門職があるほど奥が深く、誤差を完全にゼロにするのは非常に困難な作業です。そのためプロの現場でも、わずかな自差は許容した上で、その誤差を正しく把握して運用するのが一般的です。そこで活用されるのが左図のような「自差曲線(じさきょくせん)」です。これは、各方位で実際にどれくらいのズレがあるかを測定し、グラフ化したものです。この自差曲線をコックピットに備え付けておき、航海のたびにコンパスの読みを補正(数値を読み替え)して運用することをお勧めします。SOLAS ISO 25862オフショア 115 は海上における人命安全のための国際条約の承認を受けています。自差修正器オフショア 115 には自差修正器が標準装備されています。コンパスの回りにある鉄、電線などにより生じる自差をある程度修正する事ができます。※自差と修正については、下記に詳しく説明してあります。 コンパスの自差修正LED 夜間照明LED 夜間照明により消費電力が発 熱 球に比 べ 大 幅に減 少、ショックにも強く寿命も驚くほど長くなってほとんど球 切 れの心配はありません。 電圧はDC12/24V どちらにも 使 用できます。コンパスカードあらゆる天候や明るさの中でも正確に目盛りが読み取れる様にカードがデザインされていると同時に、船が揺れた場合の安定性も抜群です。カードにはコニカルカードとフラットカードの2種類があり、目線の高さにより最適なものを選ぶ事ができます。 詳しくは P51 を参照ください。オフショア 115 のコンパスカードのバランスは世界中どこでも使用できるように設計されています。スライディングカバーオフショア 115 は 3 段スライド式のスライディングカバーが標準装備されているので、使用しない時は簡単にカバーをする事ができます。またカバーが風で飛んだり、紛失したりする事もありません。カバーをする事で紫外線からコンパスを守り寿命を伸ばす事ができ、またほこりや擦れなども防止できます。ダイヤフラム一体型のカプセルとフランジで頑丈にできているので耐久性抜群です。コンパス液の温度変化や気圧による膨張、収縮を伸縮性に優れた Viton ダイヤフラムが吸収してバブルの発生や液漏れを防止します。●自差曲線49Compass
元のページ ../index.html#49